「眠れないならストレッチをしましょう」
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
確かに、軽いストレッチは体をゆるめ、
眠りやすくなることもあります。
でも実は、
眠れない人ほど“ストレッチを
やりすぎない方がいい場合があるのです。
今日はその理由をお伝えします。
眠れない人の体は、すでに緊張している
眠れない夜、
体の中では何が起きているのでしょうか。
多くの場合、
自律神経が活動モードのままになっています。
・頭がさえている
・呼吸が浅い
・胸やみぞおちが固い
・肩や首が抜けない
こうした状態は、
体がまだ「戦う準備」をしているサインです。
本来、眠るときは
副交感神経が優位になり、
体は休むモードへと切り替わります。
でも緊張が抜けない体は、
そのスイッチが入りにくいのです。
なぜストレッチが逆効果になることがあるのか
ここでストレッチ。
もちろん、
優しくゆるめる程度なら問題ありません。
けれど、
こうした“がんばるストレッチ”は、
体にとっては刺激になります。
刺激は、ある意味「運動」。
眠る前に体を覚醒させてしまうこともあります。
さらに、
緊張が強い人ほど
「ちゃんとやらなきゃ」と頑張ってしまう。
結果、
体はゆるむどころか
ますます交感神経が優位になってしまうのです。
大切なのは「整える順番」
眠れない人に必要なのは、
いきなり伸ばすことではありません。
まず必要なのは、
安心してゆるめる状態をつくること
順番としては、
この順番が大切です。
特に、
呼吸が浅い人は要注意。
漢方では、
「気」は食べ物と呼吸から作られると考えます。
呼吸が浅い状態では、
十分な気が作られません。
エネルギー不足のまま、
無理に体を動かすと、
かえって消耗してしまいます。
眠れない人におすすめの最初の一歩
ストレッチの前に、
こんなことを試してみてください。
「伸ばす」より「ゆだねる」
これだけでも、
体のスイッチは少しずつ変わります。
それでも眠れないなら
慢性的に眠れない方の体を触れていると、
共通点があります。
・肋骨が固い
・背中が張っている
・首の力が抜けない
・横隔膜が緊張している
こうした状態では、
セルフケアだけでは限界があります。
体がゆるむ感覚を、
思い出せなくなっていることもあるからです。
本当に必要なのは「がんばらなくてもゆるめる体」
眠れない人ほど、
真面目で頑張り屋さん。
ストレッチも、
「ちゃんとやらなきゃ」と思ってしまう。
でも眠るために必要なのは、
がんばることではありません。
体を安心させること。
首・みぞおち・肋骨・骨盤。
呼吸に関わる部分を整えると、
自然と眠りやすい体になります。
眠れない夜が続くなら、
まずは体の緊張を
ほどくことから始めてみませんか?
ストレッチを足す前に、
整える。
それが、眠りへの近道かもしれません。