急に汗が出る。
ドキドキと動悸がする。
理由もなく不安になる。
更年期に入ってから、
「自分の体が自分じゃないみたい」
そんな感覚を覚えたことはありませんか?
それは、気のせいでも、弱くなったからでもありません。
体がずっとがんばり続けてきた結果、
そろそろ限界だよ、と教えてくれているサインかもしれません。更年期の汗・動悸・不安はなぜ起こる?
更年期は、女性ホルモンのバランスが大きく変わる時期。
それまで女性ホルモンと一緒に体を支えてきた甲状腺ホルモンも、
この時期に働き方が変わってきます。
ホルモンは、体の中で「調整役」として、
体温・心拍・代謝・気持ちの安定など、
さまざまな機能を支えています。
でも、エネルギーが不足していたり、
無理を続けていたりすると、
その調整がうまくいかなくなります。
すると、自律神経が乱れ、
汗・動悸・不安といった形で現れることがあるのです。体は、限界までがんばってくれていた
特に女性は、
仕事・家庭・人間関係など、
「休めない役割」を長く担ってきた方が多い。
その間、ホルモンはずっと体を支え続けてきました。
更年期に入ると、
その支え方を変えなければいけないのに、
体だけががんばり続けてしまう。
その結果、
汗が出たり、動悸がしたり、気持ちが不安定になったりするのです。
これは異常ではなく、
体の仕組みが切り替わる途中の反応。
食欲の乱れも、同じところから起きている
この時期、
「急に食欲が止まらない」
「甘いものが欲しくなる」
という方もとても多いです。
実はこれも、
甲状腺ホルモンの働きの変化と深く関係しています。
体がエネルギー不足を感じると、
早く補おうとして、食欲を強めるのです。
これは意志の弱さではなく、
体を守るための反応。
甲状腺と胸は、つながっている
ボディケアの現場で体を触っていると、
汗・動悸・不安がある方ほど、
胸まわりや喉がとても硬くなっていることが多いです。
甲状腺は喉のあたり、
胸は呼吸と感情の場所。
我慢が続くと胸が閉じ、
呼吸が浅くなり、
甲状腺はさらに働かされてしまいます。
また、甲状腺の負担は、
乳腺のトラブルにもつながることがあります。
更年期に必要なのは「がんばる」より「ゆるめる」
この時期に一番大切なのは、
無理をすることではなく、ゆるめること。
それだけで、
ホルモンは少し休むことができます。
更年期は、
「これからの体の使い方を変える時期」。
体ががんばりすぎなくてもいい方向へ、
やさしく切り替えていくタイミングなのです。汗や動悸、不安は、体からの大切なメッセージ
これらの症状は、
体が壊れているサインではありません。
「もう少し休んで」
「力を抜いて」
そんな体からのメッセージ。
その声に気づいてあげることが、
更年期を穏やかに過ごす第一歩になります。体を、休ませてあげる時間を
急な汗や動悸、不安が続くと、
「私、大丈夫かな…」と心配になりますよね。
でもそれは、体ががんばりすぎてきたサイン。
そろそろ、休むことを許してあげていいタイミングかもしれません。

私のサロンでは、
胸・喉・背中・呼吸にやさしくアプローチし、
緊張をほどいていくボディケアを行っています。
深く息が入ると、
体も気持ちも、少しずつ落ち着いていきます。
「がんばらなくていい時間」を、
体に思い出させてあげてください。
次回の記事では
次回は、
「胸椎と食欲異常の関係」についてお話しします。
なぜ満腹がわからなくなるのか。
なぜ甘いものがやめられないのか。