「力を抜いてくださいね」
施術中、そうお伝えしても
多くの方が「抜こう」とすればするほど、
逆に力が入ってしまいます。
肩が上がり、
呼吸が浅くなり、
体の奥がずっと緊張している状態。
ご本人も
「力を抜きたいのに抜けない」
と感じておられます。
これは、
その方の努力不足でも、性格でもありません。
体が緊張しているのは、
ゆるめ方を知らないからではなく、
体がまだ「安心できていない」からです。
体を整えるとは、
ただ筋肉をゆるめることではなく、
体に安心感を取り戻していくことなのです。
体は「安心したとき」にゆるむ
私たちの体は、とても正直です。
危険を感じているとき、
不安を感じているとき、
体は自分を守るために緊張します。
これは正常な反応です。
問題なのは、
危険がない状態でも
緊張が続いてしまっていることです。

こうした状態が続くと、
体は「休む状態」に戻れなくなります。
つまり、
ゆるめようとしても、ゆるまないのです。
ゆるめようとするほど、ゆるまない理由
多くの方は、
体を整える=ゆるめること
だと思っています。
もちろん、これらも大切です。
けれど、
体が本当にゆるむために必要なのは、
筋肉へのアプローチだけではありません。
それは、
「この状態は安全だ」と体が感じること
です。
安心感が入ったとき、
体は自然にゆるみ始めます。
無理にゆるめる必要はありません。
体は本来、
安心すれば、自然に整う力を持っているのです。
緊張が抜けない体は「がんばってきた体」
緊張が抜けない体は、
弱い体ではありません。
むしろ、
ずっとがんばってきた体です。
そうして体は、
緊張することを覚えてきました。
だからこそ必要なのは、
無理にゆるめることではなく、
安心できる状態を体に思い出させること
なのです。
体が整うと、心も自然に変わる
体に安心感が入ると、
体が整うと、
心も自然に落ち着いていきます。
これは、
心を変えようとしたからではなく、
体が安全を感じたから起こる変化です。
体と心は、
切り離されたものではなく、
一つにつながっています。
もし、
・力を抜こうとしても抜けない
・肩や背中の緊張が続いている
・いつも体が張っている感じがする
・深くリラックスできない
そう感じているなら、
それは、
体が「ゆるめ方を知らない」のではなく、
まだ安心できていないだけかもしれません。
私のボディケアでは、
強くゆるめるのではなく、
体が自然に安心し、
本来の状態に戻っていくことを大切にしています。
無理に変えるのではなく、
体が本来持っている力を引き出していくケアです。
緊張が続いている体を、
安心できる状態へ戻していきませんか。